長い下り坂は危険!フットブレーキの使いすぎに注意!

みなさんは、普段の生活の中で車や自転車を運転されるとき、交通ルールを完璧に守れている自信はありますか?
ここでは、交通ルールを振り返り、改めて守るべきポイントを広島県福山西警察署にも取材協力をいただき、紹介していきます。
自分や家族が被害者・加害者にならないように交通ルールを再確認し、交通安全について一緒に考えてみましょう!
下り坂で起きる「フェード現象」とは?


この前、長い下り坂でフットブレーキをずっと踏んでしまったけど、実はこれって危ないの?



危険ですね!下り坂でフットブレーキを多用すると、ブレーキが効きにくくなる可能性があります。
「長い下り坂ではフットブレーキを踏み続ければ大丈夫」と思っていませんか?
長時間ブレーキを使い続けると、ブレーキ装置が過熱して摩擦力が弱くなり、ききが弱くなります。
これを「フェード現象」と呼びます。
ひどい場合はブレーキペダルを踏んでも止まらなくなり、大事故につながる危険があります
フェード現象が起きやすいのはどんな時?
- 山道や高速道路の 長い下り坂
- 荷物を積んだ車やトラックなど 車両重量が重いとき
- スピードを出しすぎているとき
これらの状況では、ブレーキへの負担が大きく、フェード現象が起こりやすくなります。
下り坂で安全に走るポイント


安全に下り坂を走るためには、ブレーキだけに頼らず、次のポイントを意識しましょう。
- エンジンブレーキを活用する
オートマ車なら「L」や「2」などの低速ギア、マニュアル車ならシフトダウンして速度を抑えましょう。 - フットブレーキは断続的に使う
踏みっぱなしではなく、必要なときに短く踏むことで過熱を防ぎます。 - 車間距離を十分にとる
下り坂では平地より速度が出る分、停止距離も長くなるので、前の車が急に減速しても対応できるよう、余裕を持った車間を心がけましょう。
もしブレーキが効かなくなったら?


万が一、ブレーキが効かなくなった場合は冷静に対応することが大切です。
- エンジンブレーキを最大限活用する
- 路肩や緊急避難所を利用する
- サイドブレーキは急に引かず、少しずつ使う
落ち着いて行動すれば、大きな事故を防ぐことができます。
まとめ
下り坂での運転は、フットブレーキに頼りすぎると非常に危険です。
エンジンブレーキを活用し、ブレーキを断続的に使うことが、安全で安心なドライブのポイントです。
安全運転を心がけ、長い下り坂でも安心して走行できるようにしましょう。



下り坂ではフットブレーキに頼りすぎないことが大事ね!!



エンジンブレーキを有効に使いましょう!